次代を担う若者から起業プランを公募する「第11回とちぎアントレプレナー・コンテスト」の最終選考会と結果発表・表彰式が2023年12月16日、下野新聞社本社で開催されました。
県内外の中学、高校、大学、高等専門学校24校から483件のエントリーがあり、11組(1組辞退)が最終プレゼンテーションを行いました。結果発表・表彰式では最優秀賞1組(新会社開業資金70万円)、優秀賞3組(同10万円)が選ばれ、それぞれをメンターがサポート。4組の学生が育成プラン(2024年度実施)をもとに新会社設立を目指します。
※第11回受賞者の在籍校と学年は2023年12月16日現在。本文中は敬称略。
1次選考通過者、2次選考通過者、ファイナリスト(最終選考会進出者)の結果 ↓
第11回コンテスト結果
エントリー 483点(24校)
★最優秀賞--------- 金沢大学
★優秀賞------------ 宇都宮大学、宇都宮短大附属高校、矢板東高校
★奨励賞------------ 専修大学、宇都宮商業高校、宇都宮短大附属高校、星の杜高校、小山北桜高校、宇都宮大学附属中学校
★とちぎアントレを応援する企業より、本賞とは別に多数の「企業賞」が贈られました。
■下野新聞2024年2月5日(月)付 入賞者発表
●賞状
●新会社開業資金70万円+育成プラン(2024年度)
最優秀賞
グル−プメンバ−: 石山 侑槻(慶應義塾大学 2年)、宇敷 海斗(新潟大学 4年)、田中 樂空(公立諏訪東京理科大学 3年)、山士家 純平(芝浦工業大学 4年)
●新会社設立メンター:(株)悟空のきもち THE LABO 代表取締役 永野 弘樹 氏・(株)山上建設 代表取締役 山上卓也 氏
[同時受賞]
栃木県信用保証協会賞(提供/ 栃木県信用保証協会)
●賞状 ●副賞(3,000円分のクオカード)
ALLSHARE賞(提供/ (株)山上建設)
●賞状 ●副賞(AMAZONギフトカード20,000円分+会社見学会(東京オフィス@日本橋)参加権)
学生が自分の強みをアピールし、それを見た企業がアプローチする逆求人の仕組みを使って、社会で重要視されている創造力を生かしたい学生と創造力を求める企業をつなぐプラットフォームを開発します。現在の就職活動では埋もれてしまう創造的な学生が輝ける未来を提供し、彼らの活躍が企業の事業基盤強化につながり、グローバルな競争に打ち勝てる手助けをしたいと考えています。
●賞状
●新会社開業資金10万円+育成プラン(2024年度)優秀賞
●新会社設立メンター:IT Support パソコン太郎(株) 代表取締役 パソコン太郎 氏・(株)アオキシンテック 代表取締役 青木圭太 氏
[同時受賞]
栃木県信用保証協会賞(提供/ 栃木県信用保証協会)
●賞状 ●副賞(3,000円分のクオカード)
オーディエンス賞(提供/ 足利銀行)
●賞状 ●副賞(現金3万円)
パソコン太郎賞(提供/ IT Support パソコン太郎(株))
●賞状 ●副賞(月5万円の ITコンサル12ヶ月分(60万円相当))
研究の実用化を目指す研究者と、先端技術を使って開発を進めたいベンチャー企業を結びつける役割を担います。研究者は早期実用化のうえ、市場の意見をもとに研究をさらに進展させ、企業は新たな商品開発により売上を伸ばすことができます。日本の優れた技術を世界に発信し経済を効率よく回すことが目標です。
優秀賞
●新会社設立メンター:(株)オリゼ 代表取締役 小泉泰英 氏・(株)モンキークルージャパン 代表取締役 高山直樹 氏・(株)エンターテイン 小川紗理奈 氏
[同時受賞]
栃木県信用保証協会賞(提供/ 栃木県信用保証協会)
●賞状 ●副賞(3,000円分のクオカード)
オリゼ賞(提供/ (株)オリゼ)
エンターテイン賞(提供/ (株)エンターテイン)
中山間地域の農業を支援する農業ロボットや次世代有機農業技術を開発し、新規就農者の定着に貢献します。その一例が農薬を使わず雑草を抑制するロボットです。また、オーガニック市場の開拓にも取り組みます。さらに人間は情報で美味しさを判断できる生物と言われていることから、農産物の背景を味わう新型レストランを開きます。
優秀賞
●新会社設立メンター:(株)アオキシンテック 代表取締役 青木圭太 氏・IT Support パソコン太郎(株) 代表取締役 パソコン太郎 氏・松本建設(株) 代表取締役 松本敬介 氏・(株)ユーグレナ 執行役員 CTO 鈴木 健吾 氏
[同時受賞]
栃木県信用保証協会賞(提供/ 栃木県信用保証協会)
●賞状 ●副賞(3,000円分のクオカード)
パソコン太郎賞(提供/ IT Support パソコン太郎(株))
●賞状 ●副賞(月5万円の ITコンサル12ヶ月分(60万円相当))
すまスマ賞(提供/ 住まいるネットワーク(株))
●賞状 ●副賞(エフエム栃木の番組〝とちぎ住まいるスマイル〟への出演権)
「ハーブの新しい利用価値を追求し、お客様が自分に合ったハーブセラピーの方法を見つける手伝いをすること」を経営方針とし、起床時・睡眠前などの目的に合ったハーブティーの販売や、ハーブを使ったサウナ施設などを計画。将来的にはガーデニングなどさまざまな体験ができるハーブガーデンの開設を目指します。
●賞状
奨励賞
[同時受賞]
栃木県信用保証協会賞(提供/ 栃木県信用保証協会)
●賞状 ●副賞(3,000円分のクオカード)
モンキークルージャパン賞(提供/ (株)モンキークルージャパン)
●賞状 ●副賞(AMAZONギフトカード20,000円分)
農業領域の人手不足解消と地域活性化、食料自給率向上に貢献するため、アグリワーケーションが当たり前の社会を実現したいと考えています。アグリワーケーションを接点として参加者と農家、自治体をつなぎ農業の担い手を確保するシステムを確立し、就農や移住、さらには地域創生へとつなげたいと考えています。
奨励賞
グル−プメンバ−: 吉森 春陽、村松 弥、今泉 公一、添野 真(同)
[同時受賞]
栃木県信用保証協会賞(提供/ 栃木県信用保証協会)
●賞状 ●副賞(3,000円分のクオカード)
悟空のきもち賞(提供/ (株)悟空のきもちTHE LABO)
●賞状 ●副賞(悟空のきもちTHE LABO 江ノ島ベース宿泊 企画体験)
松本建設賞(提供/ 松本建設(株))
●賞状 ●副賞(現金10,000円)
森林資源の有効活用と自然に関心を持ってもらうため、学校で栽培している思川桜を利用した燻製チップや燻製に関連した商品を販売する事業を考えました。この事業は豊かな自然がなくては成り立たないため、ごみ拾いを競技化した「スポGOMI」や足尾での植林活動など自然や地域を守る社会貢献活動を推進します。
奨励賞
[同時受賞]
栃木県信用保証協会賞(提供/ 栃木県信用保証協会)
●賞状 ●副賞(3,000円分のクオカード)
下野新聞社賞(提供/ (株)下野新聞社)
●賞状 ●副賞(5,000円分の図書カード)
地方の魅力を発信するクレーンゲームの専門店を開設します。宇都宮市を訪れる観光客を主なターゲットとし、栃木県に関係する商品を景品として投入。新たな観光資源をアピールし、本県の魅力を発信します。小スペースで展開可能なクレーンゲームで観光をより面白くし、地域の発展に貢献します。
奨励賞
[同時受賞]
栃木県信用保証協会賞(提供/ 栃木県信用保証協会)
●賞状 ●副賞(3,000円分のクオカード)
高校の制服が新しくなり従来の制服は私たちの代が最後。思い出に残るものが欲しいとの想いから使われなくなった制服に新たな価値を与えて再生する「アップサイクル」を考えました。それぞれの希望に沿ってさまざまなものにアップサイクルし、卒業式などの記念品として販売します。SDGsにもつながる取り組みです。
奨励賞
[同時受賞]
栃木県信用保証協会賞(提供/ 栃木県信用保証協会)
●賞状 ●副賞(3,000円分のクオカード)
日本の芸術の素晴らしさを世界に発信するため、芸術家をマネジメントする会社です。全世界からアクセスできるプラットフォームを作り、芸術家の情報を多くの人に共有してもらいます。将来の目標は芸術家同士が切磋琢磨できる場所を作ることです。日々インスピレーションをもらっている芸術家を応援したいと思います。
奨励賞
[同時受賞]
栃木県信用保証協会賞(提供/ 栃木県信用保証協会)
●賞状 ●副賞(3,000円分のクオカード)
気象情報をリアルタイムで提供するアプリを開発します。ゲリラ豪雨や雷に遭遇したユーザーに写真や動画の情報を提供してもらい、それらの情報をもとに進路を予測しリアルタイムでマップに反映する仕組みで、ユーザーとの双方向性が一番の強みです。天気予報で人と人をつなぎ、笑顔を届けられる事業にしたいです。
奨励賞
[同時受賞]
栃木県信用保証協会賞(提供/ 栃木県信用保証協会)
●賞状 ●副賞(3,000円分のクオカード)
大学と高校生の架け橋となる会社です。大学紹介や講義の動画をインターネットで公開、また大学教授とリモートで会話できるWebサイトを作ります。全国の受験生を栃木県に呼び込むことで、大学の定員割れ解消や、大学卒業後も本県に定着した若い世代が地域にエネルギーをもたらし本県の活性化につながると考えます。
これからは自分の頭で考え、失敗するリスクをとって行動し自らの価値を高めていく時代になります。今回の結果に満足した人も悔しい思いをした人も、もっともっと自分の価値を高め日本だけではなく世界のために、苦しんでいる人のために課題解決に挑戦していただきたい。
審査委員長・高山 直樹 氏(株式会社モンキークルージャパン 代表取締役)
社会に出ると人生の半分は働くことですが、学校教育では働くことの重要性を学ぶ機会が少ない。今回は働くことを真剣に考える場として良い経験をされたと思います。仕事へのパッションを持った皆さんのような人たちが日本の将来に重要な役割を果たすと思っています。
実行委員長・青木 圭太 氏(株式会社アオキシンテック 代表取締役 CEO)
第11回とちぎアントレ審査員(新会社設立メンター)紹介 ↓